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藤川球児の浮き上がるストレート!回転数・握り・投げ方を徹底分析!

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阪神タイガースを皮切りに大リーグでも活躍した藤川球児さん。

 
 
 
 
 
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kyuji22さん(@kyuji_22)がシェアした投稿 -

現在では阪神タイガースに復帰し、中継ぎ陣の一角を担っています。

そして2019年6月11日には通算150ホールドを達成し、NPB史上初の「150セーブ・150ホールド」を達成したことは記憶にあたらしい事でしょう。

名球会入りできるくらいの数字(名球会入りは通算250セーブ以上)だと思えますね。

そこで今回は藤川球児さんの浮き上がるようなストレートについて、球の回転数や握り方、投げ方などについて徹底的に分析したいと思います。

どうぞ最後までお付き合いください。

 

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Contents

藤川球児の全盛時のストレートの凄さ

全盛期の藤川球児さんは打者の手元で浮き上がるように「伸びる」ストレートを最大の武器としていました。

その球速と球威から「火の玉ストレート」と呼ばれていたほどです。

 
 
 
 
 
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NPBでクローザーとして活躍していた2005年から2012年までの期間は、通算奪三振率が12.81という高い数値を示していました。

 

全盛時の玉の回転数が凄いから実際より速く感じる

全盛時の藤川球児さんが投げる球は、球の回転数が他の投手よりも多かったので、打者は実際よりも球が速く感じたと言われています。

それでは具体的な球速や回転数は、どれくらいの数値を示していたのでしょうか。

球速と回転数、それぞれ見てみることにしましょう。

球速は

全盛期の藤川球児さんの球速は平均球速が約149km/h。最速で156km/hを記録しています。

ストレートが最大の武器ですが、変化球はフォーク、カーブ、スライダーを操りました。

特に、決め球のフォークの落差は凄かったですね。

しかし2011年は平均球速が2km/h落ちて、約147km/hに落ちてしまいました。

それまで、ストレートでの空振り率が、約8%のリーグ平均に対し、藤川球児さんは30%%近い数字を記録していましたが、2011年には20%弱に10%も下落してしまいます。

それでも平均よりは12%上回ってはいました。凄いですね。

2013年からはアメリカに渡ってプレーしますが、肘を痛めてしまいます。

トミー・ジョン手術から復帰した2014年からは平均球速約145 km/hとさらに2km/h微減しました。

残念ながら、メジャーでは大活躍できませんでしたが、全盛時の1999年から2012年にメジャーでプレーしていたら、間違いなくメジャーの強打者もバッタ、バッタと三振に斬って取っていたでしょう。

 

回転数は

数値流体力学者の姫野龍太郎さんの調査によると、プロ野球選手15人のストレートの回転数の平均値が1秒間に37回転(2220rpm)であるのに対して、藤川球児さんのストレートは1秒間に45回転(2700rpm)していることが判明しました。

また、投手が投げるボールの回転軸の傾きは水平軸に対して約30度というのが一般的ですが、藤川球児さんは傾きが約5度と少ないのでより効率的にボールに揚力が発生しているそうです。

引用元:wikipedia

 

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ボールの握りと投げ方

凄いストレートを投げる藤川球児さんですが、どんなボールの握り方をしてどんな風に投げているのでしょうか。

気になりますよね。なにか秘密がありそうです。

そこでボールの握り方と投げ方について見てみることにしましょう。

 

ボールの握り方

藤川球児さんがストレートを投げる時には、人差し指と中指を揃えて完全に密着させた独特の握り方をします。

引用元:https://www.sanspo.com/baseball/news/20190212/tig1...

そしてボールをリリースする際には、ピンポン玉のように浮かび上がらせるように意識をして、ボールを潰すように投げていました。

また出来るだけ前でリリースするために、投手板から踏み出す左足が7足分もの広いストライドを作りました。

平均的投手は踏みだす足は6足半くらいです。

打者との距離を少しでも短くするよう努力していました。当然打者は速く感じますよね。

 

投げ方(フォーム)

藤川球児さんの投球フォームはオーバースローです。

先ほども触れましたが、出来るだけ前でリリースするために、投手板から踏み出す左足が他の投手よりも広く、7足分もの広いストライドを作りました。

打者との距離を少しでも短くするよう努力していました。

オーバースローはボールが投手の手を離れた時に、ボールを持つ手が水平面を上回る角度である場合を指します。

日本語では「上手投げ」と呼ばれています。

オーバースローはストレートの速度が出やすいことが特徴ですが、腕の角度が上向きなので、フォークボールやカーブのうち縦の回転が強いドロップと呼ばれる球種が投げやすいとされています。

参考に他の投げ方として、スリークオーター、サイドスロー、アンダースローといった投球フォームがあります。

 

藤川球児の簡単プロフィール

ここで藤川球児さんのプロフィールを確認しておきましょう。

・藤川 球児(ふじかわ きゅうじ)

基本情報

国 籍:日本
出身地:高知県高知市
生年月日:1980年7月21日(38歳)
身 長:185cm
体 重:89kg

 

選手情報

投球・打席:右投左打
ポジション:投手
プロ入り:1998年 ドラフト1位
初出場:NPB / 2000年3月31日
   :MLB / 2013年4月1日
年 俸:1億4,000万円(2019年)

 

経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

高知市立高知商業高等学校
阪神タイガース (1999 - 2012)
シカゴ・カブス (2013 - 2014)
テキサス・レンジャーズ (2015)
高知ファイティングドッグス (2015)
阪神タイガース (2016 - )

国際大会

代表チーム:日本
五輪:2008年
WBC:2006年、2009年

 

藤川 球児(ふじかわ きゅうじ)さんは、高知県高知市出身のプロ野球選手(投手)です。

阪神タイガースに所属していて右投左打です。

マネジメント会社はエイベックス・マネジメントが担当しています。

 

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まとめ

  • 全盛期の藤川球児さんは打者の手元で浮き上がるように「伸びる」ストレートを最大の武器としていた。
  • 全盛期の藤川球児さんの球速は平均球速が約149km/h。最速で156km/hを記録している。
  • プロ野球選手15人のストレートの回転数の平均値が1秒間に37回転(2220rpm)であるのに対して、藤川球児さんのストレートは1秒間に45回転(2700rpm)している。
  • 藤川球児さんがストレートを投げる時には、人差し指と中指を揃えて完全に密着させた独特の握り方をする。
  • 藤川球児さんの投球フォームはオーバースロー。オーバースローはストレートの速度が出やすい。

以上、藤川球児さんのストレートについて徹底分析してきました。

ボールの握り方や投げ方にいろいろ秘密があった事がわかります。

藤川球児さんは今シーズンはなかなか好調です。

これからも一日でも長く投球する姿を見たいものです。

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