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日米通算で131勝84敗126セーブ76ホールド!
1975年4月大阪府寝屋川市生まれ、今年42歳、身長188cm、体重88,5kg
高校時代は建山義紀(メジャーにも行った)の控えで全くの無名選手、大阪体育大学に入ってから開花した。1998年巨人からドラフト1位指名され入団、その年のドラフトの目玉は松坂大輔選手でありました。
1999年から2008年の10年間は巨人で112勝62敗、33セーブ9ホールドと先発・セットアッパー・抑えとして活躍しました。

引用元:http://tomatosan55.blog.so-net.ne.jp/2015-11-14
2009年から2011年途中までメジャーのオリオールズで4勝7敗、13セーブ19ホールド、2011年途中から2012年までレンジャーズで3勝5敗、1セーブ38ホールド、2013年から2016年までレッドソックスで14勝13敗、79セーブ32ホールド、2017年からカブスに移籍します。
これまで日米通算で131勝84敗126セーブ76ホールドの成績です。
200勝まではあと69勝で正直難しいとは思いますが、私の個人的見解では126セーブと76ホールドの合計202という数字は、ほぼ毎日のように肩を作っているとか緊張する大事な場面の登板ということもあり、3つのセーブ、ホールドが1勝くらいの価値があると思いますので202÷3≒67ということで67勝の価値があると勝手に思います。
ですから現時点で131勝+67勝≒198勝くらいの活躍をしていると思います。あと6つセーブかホールドを上げれば2勝分の価値になり200勝になります。
年棒の推移は
巨人入団時には契約金1億円、1999年1年目は年棒は1300万円、2年目6600万円、3年目7600万円、4年目1億600万円、5年目2億1000万円、6年目3億円、7年目3億5000万円、8年目3億4000万円(前年比-1000万円)、9年目3億1000万円(前年比ー3000万円)、10年目4億円と日本の巨人時代の年棒の推移です。
入団から6年間は大活躍で毎年年棒を上げてきましたが7年目で怪我などもあり少しダウンしていきましたが、最後の年は4億円になり、メジャーに挑戦していきました。
メジャー・オリオールズの2年間は5億円ずつで、途中からレンジャーズでの1年目は3億円とダウン、翌年は4億円、次の年はレッドソックスで4億2500万、翌年も4億2500万円、そして次の年に9億円、4年目も9億円と上げていったのです。
レッドソックスの3年目、4年目でセットアッパー・抑えとしての役割を確立したのです。

引用元:https://thepage.jp/detail/20140827-00000014-wordle...
そして今シーズンは昨季世界一になったカブス、年棒は7億円です。まだまだ上原の評価は高いです。
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投球の球種とその割合はどうか。決め球スプリットはどんな球。
球種は
ストレート(フォーシーム):最速は大学時代の153km、巨人時代の平均球速は140km前後、メジャーでは平均球速142~143kmと決して早い方ではない。だが、そのストレートで空振りが取れる。回転が良く打者の手元で浮き上がるようなのです。阪神の藤川球児の球に似ているかもしれません。

フォーシームの握り 引用元:http://www.junkballspirits.com/junkball/26jyairona...
また決め球のスプリットと全く同じ腕の振りから投げるので、ストレートかスプリットかは打者の手元に来ないと分からないので打者にとっては厄介なのです。
スプリット:フォークボールと似ているが上原の場合は落差の大きい球、落差は小さいが減速する球、シュート回転をかけて右にスライドしながら落ちる球とスプリットだけでも3種類の球があります。さらにはスライダー回転で左にスライドしながら落ちる球を試行中です。これがうまくいけば4種類になります。

引用元:http://pinky-media.jp/I0001917:
あとスライダーを少し投げ、カーブを極稀に投げます。この4種類が球種です。
割合は
2016年ですが
ストレート(フォーシーム)が46,84%・スピリットが46,58%とこの両方で実に93,42%です。スライダーとカーブで6,58%です。
ほとんどがストレートとスプリットの2種類で打ちとっています。ただ先ほども書きましたが、スプリットだけでも3~4種類あるわけだから、打者から見れば5~6種類あるわけです。しかも全く同じ投球フォーム・腕の振りな訳ですからなかなか打てないのです。
まとめ
- 年棒は日本の巨人時代もほぼ毎年のようにアップしてきました。巨人時代の最後の年は「4億円」で投手で4億円いった人はなかなかいません。メジャー移籍後は最初は苦しみましたが、レッドソックス終盤時代にはセットアッパー・抑えとしての地位を確立して年棒は9億円までいっています。そして評価は依然高く昨季世界一のカブスからも迎えられています。
- 球種はストレートとスプリットのほぼ2種類で、どちらも半々くらいの割合で投げています。ただスプリットも厳密にいうと3~4種類あり、打者から見ると5~6種類くらいありそうです。しかもストレートとスプリットの投球フォーム・腕の振りは全く同じで打者には厄介で打つのは難しそうです。
今年42歳になる上原投手、このような理由から活躍ができるのです。上原投手は好きな言葉に「雑草魂」と上げています。高校時代に無名であった選手がメジャーで活躍できるのです。
どんな世界でも「雑草魂」があれば何とかなるかもしれません。多くの人に勇気を与える上原投手にエールを送ります。
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