阪神の横田慎太郎選手の脳腫瘍が寛解(かんかい)というニュースが流れました。同じ脳腫瘍の患者にとってもものすごい朗報です。一体横田慎太郎選手はどんな状態だったのか。どんな風に寛解に至ったのか調べてみたいと思います。そしてそもそも寛解って何でしょうか。完治とはちがうのでしょうか。
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横田慎太郎選手プロフィール
- 横田 慎太郎(よこた しんたろう、1995年6月9日 - )は阪神タイガースに所属するプロ野球選手。
- 実父は、元プロ野球外野手の横田真之。
- 生年月日1995年6月9日(22歳)
- 身長187cm 体重89 kg
- 投球・打席 左投左打
- ポジション外野手
- プロ入り2013年 ドラフト2位
- 初出場2016年3月25日
- 年俸 870万円(2017年)
発病までの経緯
横田慎太郎外野手は今春2月の沖縄・宜野座キャンプ中に頭痛を訴え、チーム本隊から離脱していました。2013年ドラフト2位でプロ入り、2016年3月初出場からわずか1年後のことでした。
その後なんの情報もなく、ネットでは頭痛ということからいろんな病名が飛び交いました。精神的な頭痛から脳腫瘍まで。
脳腫瘍ってどんなもの?
原因は
- 脳腫瘍は頭(頭蓋内)に発生する腫瘍(できもの)です。
- 発症の原因は遺伝子の変異と言われています。
- 腫瘍の進行を助長するものとして高たんぱく・高脂肪食の過剰摂取、過度のストレス、喫煙などがあります。
スポーツ選手として筋肉を増やすということは大事なことなので高たんぱくの食事を摂るというのは普通の選択であったと思われます。高脂肪食は霜降りの肉であったりします。21歳の選手ではやはり普通に多く摂るのかもしれませんね。
症状
- 慢性的な頭痛
- 原因不明の吐き気、嘔吐
- 手足のしびれ、言葉が上手く出ない、視覚障害などがあります。
横田慎太郎選手はキャンプ中に頭痛を訴え、チームから離脱しています。その時は「耐えられないほどの痛み」ということでした。
治療
CTやMRIでの画像診断の後、治療の核となるのはやはりほかのガンと同じ標準治療になります。すなわち
- 手術
- 放射線治療
- 薬物療法(抗がん剤)
です。
どういう治療を行ったのか横田慎太郎選手は詳しくは述べていませんが、ガンというものは出来るならばまず手術です。まず手術で腫瘍を取り去ります。そのあと転移や目に見えない取り切れなかった腫瘍を叩くために放射線治療や抗がん剤となります。
ところがその治療がものすごくつらい。ひとによっては抗がん剤の辛さに耐えられず治療を止めるひともいるくらいです(個人差があります)
横田慎太郎選手は若いので進行が速い=抗がん剤が効きやすいということで多剤併用で大量の抗がん剤を投与という過酷な治療であった可能性もあります。
しかし横田慎太郎選手はその辛さを乗り越え8月30日の最終検査で「寛解」の診断を受けました。
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寛解ってどういうこと?
ガンの場合は完治とか治癒という言葉を使わないで「寛解(かんかい)」といいます。
「完治」と「治癒」はほぼ同じ意味で一般的に言う「治ったよ」ということです。「寛解」とはがん特有の言葉なのです。
辛い治療を終えてPETなどの画像検査上、腫瘍が見つからなければ「寛解」ということになります。なぜ「完治」ではないかというとガンは画像で診断できないレベルで体内に残っていたりすることがあるからです。
なので「寛解」から5年再発がなかったり何もない状態が続くとここで初めて医師から「大丈夫」という太鼓判がおされます。ここで「完治」という言葉を使うかどうかは医者次第かもしれませんね。
しかし脳腫瘍患者にとって寛解ということは大成功です。阪神・高野球団本部長も、来季も契約を更新予定で、全面バックアップで復帰への道のりを支えていくことを明かしています。
横田慎太郎選手の言葉です。
これからの私の野球人生が、同じ病気を持つ人たちに夢、感動を与えられるようなものにできるよう、頑張っていきたいと思います。必ず復活して、甲子園で走り回る姿を見せたいと思います
本当に一日も早く元の体力に戻って試合で活躍してくれることを望みます。
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