世界陸上が2017年8月4日から始まり、毎日テレビにくぎ付けになっています。
特に100m男子決勝でウサイン・ボルトがラストランでどんな記録で優勝するのかと思っていましたが、大どんでん返しで3位に終わってしまい驚きました。
そして次に注目していたのが女子100mでどこの国の誰がどんな記録で優勝するのか見ていました。
アメリカのトーリ・ボウイが10秒85で優勝しました。
そしてアメリカはやはり強いなと思い、だいぶ前に優勝したアメリカのフローレンス・グリフィス=ジョイナーのことを思い出しました。
29年前に出した記録10秒49はいまだに破られていません。今回の優勝記録10秒85とは0秒36もあります。ものすごい差です。
何故、ジョイナーの記録は破られないのか?ドーピング疑惑か?その影響で体つき・髪・死因はどうなのか探ってみました。
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ジョイナーの100m記録が未だに抜かれないのはドーピング疑惑?
1988年のソウルオリンピックで100m、200m、400mリレーで金メダルを獲り3冠を達成したアメリカのジョイナー選手、あれからもう29年も経ちますが、未だに100m,200mの世界記録は破られていません。
科学的なトレーニングが日に日に増すなかで、他のスポーツはどんどん記録が塗り替えられていますが、こと陸上競技においてはそうではありません。
特にソウルオリンピックが終わった1989年後からドーピング検査が厳しくなったこともあり、その以前は世界記録保持者のほとんどがドーピングをしていたのではと疑われています。
ソウルオリンピック男子100mで当時の世界記録で優勝したアメリカのベン・ジョンソンがドーピング検査に引っかかってしまったのが、同じ国であることから、ジョイナー選手もドーピングをして記録を出したのではと疑われてしまったのです。
もちろんジョイナー選手もドーピング検査は受けていて、結果は「白」だったのですが、当時の検査はそれほど精度が高くなかった(当時の東ドイツの選手が使用していたというのに検出されなかったと言われています。)というのが疑われている要因の一つです。
つまりはジョイナーはたまたま運が良く、ベン・ジョンソンは運が悪かったということなのでしょうか。
他にもジョイナー選手がドーピング(ステロイド等の薬物)を使用したのではと疑われた要因を挙げてみます。
- 1980年代半ばまではそれほどのトップクラスではなかったが、ソウル五輪の直前の1988年に急激に成績が良くなりました。
- 1980年代半ば以降に、急激に体つきが変化しました。まるで男性のような体つきに。ジョイナー選手のように、あるとき急激に体つきが変わって、急激に成績が良くなった選手としては、ソウルオリンピック男子100mで優勝したベン・ジョンソンや野球のメジャーリーグで最多本塁打記録762本のバリー・ボンズがいます。前者は薬物疑惑が証明されてしまい金メダルをはく奪をされ、後者は薬物使用の疑いが極めて強いが、証明されなかったので記録は残されています。
- 女性らしさを強調した奇抜とも言えるファッション(化粧やネイル、片足スパッツ)がドーピングによる体形の男性化から目をそらさせるために行われたのではないかと言われています。 TVインタビューの際には女性らしい声をしているが、声が他の人には伝わらない誌面インタビューなど、経験のある複数の人(古舘伊知郎など)が、「実際は地声はとても低く、普通の女性の声とは思えない」ということを述べています。声の男性化も、ドーピングをした女性にしばしばみられる点です。
- ソウルオリンピックからわずか5か月後(1989年2月)の29歳という早い引退は、年々厳しくなるドーピング検査から逃げるためという説があります。引退の翌年(1989年4月)からドーピング検査が強化されることが予告されていました。
- 38歳という早すぎる死がドーピングの副作用である可能性があると言われています。
ただ、もう今となっては当時の真実は誰も知るすべはありません。
男子の場合はベン・ジョンソンが1988年ソウルオリンピックで出した100mの記録9秒79をウサイン・ボルトが2009年に9秒58と0秒21も短縮しています。
もちろんドーピング検査も厳しくなってのボルト選手の記録ですから、もう驚異的と言わざるを得ません。
このことによりドーピングをしなくても記録は塗り替えられると言えます。
女子の場合もジョイナーの記録を塗り替えることが出来る選手が現れてもおかしくはないと言えます。
しかし、もう29年も現れないのは本当に不思議です。
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ドーピングの体つき・髪・死因について
体つき・髪
これについては先ほども述べましたが、もう男性の身体同様に筋肉が異常に隆起して血管も浮き上がるようになっていました。
女性の身体が男性並みになれば、女性の中では敵なしとなるでしょう。
男性がドーピングしても男性ですから、女子の場合のドーピング効果は男性よりは大きかったのかもしれません。
髪も男性のように色が濃く、硬かったようです。触ったら分かりそうですが・・・。写真で見た感じもそんな気がします。
死因は
38歳という若さで亡くなわれましたので、ドーピングによる「心臓発作」が原因と言うのも考えられなくはありませんが、アメリカ合衆国という国では亡くなった時に誰しもが検死を受けます。
その時の結果は「てんかん発作による窒息死」という結果で心臓には異常はなかったということです。
このてんかん発作による窒息死と言うのはてんかんでけいれんをしても死に至ることはごく稀です。
普通は気を失っても数分で元に戻りますが、重積発作(発作が重なって起きてしまい、長時間続く)の場合やたんが喉に詰まった場合は死に至ってしまいます。
ジョイナーの場合はこの可能性があったのかもしれません。
いずれにしても早すぎる死は残念なことです。
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まとめ
- ジョイナーの100m、200mの世界記録は29年経った今でも塗り替えられていません。あまりの記録の凄さにドーピング疑惑が噂されていますが、はっきりとしたことは分かりません、
- 男子の場合はドーピング検査で引っかかったベン・ジョンソンの記録をウサイン・ボルトが記録の塗り替えをしました。女子が塗り替えられないのは何故でしょうか?不思議でなりません。
- 体の筋肉や髪や声も男性並みと言われるジョイナー選手、ドーピングの影響かもと疑われてしまいましたが、検査では「白」でした。ただ、当時の検査は精度が低かったとも言われています。今となっては確証がありません。
- 38歳という若さで亡くなわれてしまいました。原因はドーピングの影響の「心臓発作」と疑われましたが、検死の結果は「てんかんによる窒息死」でした。若くして亡くなってしまったことは本当に残念です。
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