石川遼選手は15歳(2006年)のアマチュア時代にプロトーナメント初参加の「マンシングウェアオープンKSBカップ」で初優勝します。
その時のインタビューの様子から「ハニカミ王子」というニックネームが付き、一躍主婦層や若い女性から人気の的になります。
2008年からプロ転向後、国内ツアーで14勝を挙げて、日本国内では敵なしで2013年からアメリカに渡りました。
あれから4年が経過した石川遼選手、アメリカツアーでの活躍が期待されましたが、未だアメリカツアーでは優勝がありません。
日本にいた時とどう変わったのか、特にドライバーのスイングスピード、最高飛距離が2017年はどうなったのか気になります。
また、現在の年収はいくらでスポンサーがどうなっているのか、調べてみました。
2018年からは日本に舞台を移し、選手会長を務めています。
2019年7月7日、2016年以来3年ぶりに国内ツアー優勝を果たしました。国内男子ゴルフメジャー第2戦となる日本選手権で勝ちました。
また、今後の活躍が期待されますね。
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2017ドライバーのスイングスピードと最高飛距離
スイングスピード
週間パーゴルフより抜粋した2010年日本オープンの男子プロの平均データ(トラックマンによる計測)と、石川遼選手の2010年日本オープンの最終18番ホールでのそれぞれのデータを比較してみます。
石川 遼 | 男子プロ平均 | 石川と男子プロ平均差 | |
ヘッドスピード(メートル/秒) | 51.6 | 49.2 | 石川+2,4 |
ボール初速(メートル/秒) | 76,7 | 72.7 | 石川+4,0 |
打ち出角(度) | 12.4 | 10.5 | 石川+1,9 |
バックスピン量(回転/分) | 2,434 | 2,528 | 石川-94 |
ミート率(Smash Factor) | 1.48 | 1.50 | 石川-0,02 |
最高到達高さ(ヤード) | 36.4 | 28.5 | 石川+7,9 |
フラットキャリー(ヤード) | 291.9 | 261 | 石川+30,9 |
2010年は石川は中日クラウンズ、フジサンケイクラシック、三井住友VISA太平洋マスターズと国内3大会で優勝して絶好調の時でした。
上の表を見てもほとんどのところで男子プロの平均を上回っています。
唯一下回っているのがミート率です。2010年といえば石川が19歳の時です。
国内(日本ツアー)では14勝(内メジャー大会1勝、ツアー大会13勝)です。
実は2017年1月からゴルフクラブを替えています。キャロウェイが新開発した<エビック スター>というアジア限定クラブです。
スイングスピードはこれにより初速が1m/s以上早くなっています。単純計算すると2010年に1m/s加えると52,6m/sとなります。
最高飛距離
石川遼選手は国内にいる時はマン振り(120%の力)で320ヤード飛ばしたと言っています。
ゴルフクラブを今回替えたことで5ヤードは増えたと言っていますので325ヤードは2017年最高飛距離になると思います。
アメリカツアーでは300ヤードは当たり前のようです。勝つためにはショットの精度が必要です。
優勝している選手はその週のパーオン率が高い。
まず、フェアウェーをキープして、コンスタントにピンにつける。あとはパット次第、パットが入る時が優勝するときと石川は冷静に判断するようになりました。
距離を合わす
大切なのは、飛ばすことよりも、距離を合わすことができるドライバーの技術。
石川はドライバーの次が4番ウッドですけど、4番ウッドからサンドウエッジまではアプローチのクラブです。
そこからはグリーンに対してどこまで距離を合わせていくかということが勝負の分かれ目です。
いまドライバーがマックス(100%)で305ヤードで、4番ウッドが275ヤードぐらい飛びます。
これだと、ドライバーでは突き抜けるけど4番ウッドでは距離が残りすぎるので、ドライバーで飛距離をコントロールしていい距離を残すことができるようにならないと勝負には勝てないです。
飛ばしたいときは高いドローで、抑えたいときは低いフェードで打つことを、完璧に打ち分けられないとだめです。
今現在は、できるときはできるけど、バラツキがあり精度が低い。
世界レベルとのドライバーの精度の差を感じているようです。
どの選手と比べても一番ドライバーが下手だと自身は思っています。
いつでもできないといけません。特にここ一番でできないとアメリカでは勝てません。
ゴルフはどれだけ飛んだかを競うスポーツではなく、大切なのは距離感です。
タテの距離。ドライバーでも何ヤードを打つかという狙った距離を打てるようにならないとだめです。
日本では400ヤードをドライバーをマン振り(120%)して320ヤード飛ばし、残りは80ヤードが残ったというようにしていました。
しかし、セカンドをサンドウエッジのコントロールショットで打つのがむずかしいのです。
120パーセントで振ったあとに、70パーセントで打つのがすごくむずかしいのです。それでも日本では勝てていました。
しかし、アメリカツアーではそれでは勝てないのです。
勝つためには80パーセントで300ヤード打って、次にアプローチウエッジも80パーセントで打つほうが同じ80パーセントの力なのでショットのバラつきが少なく安定します。
今その方法に変えています。
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現在の年収とスポンサー
2008年プロ入り後にすぐ賞金1億円を稼ぎ、ヨネックスとは5年で10億円・パナソニックとは5年で5億円のスポンサー契約を結んでいます。
2009年に国内で賞金王になり、約1億8千万円を稼ぎました。
スポンサー契約だけで毎年3億円を2013年にアメリカに行くまで稼いでいました。
ゴルフの賞金も毎年1億円くらいは国内では稼いでいましたので、4億円くらいは稼いでいました。
アメリカに行ってからはキャロウェイと3年(2016年まで)で18億円、アウディとは3年(2016年まで)で7億円のスポンサー契約をしています。
毎年8億円強が入っていました。ゴルフの方ではあまり稼ぐことができていません。
しかし、アメリカでの成績がこのまま不調が続くとスポンサー離れも起きてくると思います。
2017年こそはアメリカでの優勝を願うばかりです。
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まとめ
- ドライバーのスイングスピードはクラブを替えて1m/s早くなって52,6m/sとなっています。
- 最高飛距離は325ヤードは出せると思います。
- 現在の年収は8億円強です。スポンサーはキャロウェイとアウディです。
勝つためにはスイングスピードでも飛距離でもなくショットの精度が大切です。いかに思ったところに落とせるかが勝負の分かれ道です。
クラブを替えてスイングも変えているようです。
このまま不調が続けばスポンサー離れもおきてきます。
2017年アメリカでの初優勝を誰もが願っています。
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