高山俊さんは大学野球で新記録を出しドラフト1位で阪神タイガースに入団しました。
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そして1年目には新人王を獲得するなど活躍を見せます。
ところが2年目は激しく落ち込み、伸び悩むことになります。
どうしてこうした事態に陥ってしまったのでしょうか。なにか理由があるはずです。
そこで今回は高山俊さんについて、詳しく見ていきたいと思います。
高校・大学時代からプロ入り後の現在までの成績を紹介するので、どうぞ最後までお読みください。
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Contents
プロフィール
・高山俊
出身地:千葉県船橋市
生年月日:1993年4月18日(26歳)
身 長:181cm
体 重:88kg
選手情報
投球・打席:右投左打
ポジション:外野手
プロ入り:2015年 ドラフト1位
初出場:2016年3月25日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
日本大学第三高等学校
明治大学
阪神タイガース (2016 - )
髙山 俊(たかやま しゅん)さんは千葉県船橋市出身のプロ野球選手(外野手)です。
右投左打で阪神タイガースに所属しています。
東京六大学野球通算最多安打(131安打)のリーグ記録保持者です。
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高校時代
高山俊さんは日本大学第三高等学校へ進学します。
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そして1年生時の秋に1番右翼手としてレギュラーに定着すると、東京都大会で打率.435を記録しました。
チームの都大会ベスト4入りに貢献することになります。
2年春の選抜大会では準優勝。チームが優勝した2年秋の都大会では、打率.432、4本塁打、13打点という好成績を挙げます。
3年時には春夏ともに甲子園球場の全国大会に出場しました。
春の選抜大会で通算打率.529(17打数9安打)を記録すると、5番打者を任された夏の選手権大会では、通算打率.500(26打数13安打2本塁打)でチームを優勝に導きます。
3年秋には山口国体でも優勝を経験。
在学中には通算で32本塁打を記録しました。
大学時代
明治大学への進学後は、1年時から右翼・中堅のレギュラーを確保し、3番打者へ起用されます。
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東京六大学野球では、春季リーグ戦で20安打を放った末に、打率.417でベストナインに選ばれました。
2年時には、チームの春秋リーグ戦優勝に貢献。
秋季には通算13安打で打率.295ながら、自身2度目のベストナインに選ばれます。
大学4年の時に2015年夏季ユニバーシアード野球日本代表に選出されます。
東京六大学の秋季リーグ戦では、大学の先輩である高田繁さんが、1967年に樹立した通算最多安打のリーグ記録(127安打)に並ぶと、記録を131安打にまで更新しました。
在学中にはリーグ戦通算で102試合に出場。
404打数131安打、打率.324、8本塁打、45打点、18盗塁という成績を残し、ベストナインも6回受賞しています。
ドラフト1位
2015年のNPBドラフト会議では、阪神タイガースと東京ヤクルトスワローズから1巡目で指名され、抽選の末に阪神が交渉権を獲得しました。
抽選の際には、ヤクルトの一軍監督の真中満さんが、外れくじを当たりくじと誤認したままガッツポーズを披露してしまいます。
真中満さんは阪神の一軍監督である金本知憲さんがくじを開く前にガッツポーズを見せ、金本知憲さんもくじの結果を確認しなかったため、会議を運営するNPBの事務局が抽選結果を一時誤って発表してしまいます。
結局、事務局は金本知憲さんが当たりくじを引いたことを確認したうえで、抽選結果を訂正することになりました。
ドラフト会議らしからぬ珍事と言えるでしょう。
プロ入り後
高山俊さんはドラフト会議直前の2015年10月18日に、慶応義塾大学との東京六大学野球春季リーグ戦の打席で、ファウルを放った際に右手首を故障しています。
同月21日に右手有鉤骨の骨折が判明したため、会議直後の26日に手術を受けました。
2016年、前述した手術の影響で、春季キャンプを二軍で迎えることになります。
2月25日に一軍へ合流すると、同日の練習試合で金本知憲さんから高い評価を受けて、その後も「プロの投手に慣れることを最優先に起用する」という金本知憲さんの方針で、オープン戦14試合に出場しました。
スタメン起用の全13試合で安打を放ち、規定打席以上に達した打者では8番目に高い打率.327を記録しました。
3月25日の中日ドラゴンズ戦(開幕戦・京セラドーム大阪)で「1番・左翼手」としてプロデビューを果たします。
新人王
高山俊さんの2016年の成績は公式戦には134試合の出場で、打率.275、136安打、8本塁打、65打点をマークしました。
猛打賞は通算13回で長嶋茂雄さんによる新人選手としてのNPB記録(14回)に次ぐ2位を記録しています。
シーズン終了後にはセ・リーグの新人王に選出されます。
阪神の選手では上園啓史さん(2007年)以来9年振りで、野手としては赤星憲広さん以来15年振りの選出となります。
なお投票総数(271票)の約8割(220票)を集めています。
2年目以降
1年目は新人王に選出されるほどの活躍を見せた高山俊さんですが、2年目以降は伸び悩むようになります。
2017年はレギュラーシーズン全体では、公式戦103試合へ出場しています。
成績の方は打率(.250)・本塁打(6)・打点(24)と、前年を下回り通算2失策ながら、外野守備で記録に表れないミスも見られ、シーズン終了後の契約交渉では、推定年俸3,800万円(前年から200万円減)という条件で契約を更改することになります。
3年目の翌2018年にはさらに成績を落とし、一軍公式戦全体では45試合の出場で、打率.172、1本塁打、14打点と、プロ入り後最低を記録してしまいます。
しかし4年目の2019年には回復の兆しが見られ、一軍公式戦105試合の出場で打率.269、5本塁打、29打点をマークし、スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞セ・リーグ部門の年間大賞に選ばれ、2年振りの猛打賞も受賞しています。
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何故伸び悩んだ?
投打の別はありますが藤浪晋太郎さんと共通する理由があるのではないかと言われています。
藤浪晋太郎さんも高山俊さんもアマチュア時代は、王道中の王道を歩いてきた選手です。
それがプロ入りすると片やノーコン投手となり、片や打撃不信に陥るという体たらくになってしまいました。
それでは共通する理由とはなんでしょう。
ひとつは2選手ともにメンタル面が弱いことが上げられるでしょう。
しっかりした体躯を持っていても、心がガラスではプロでは活躍できません。
そして今ひとつ囁かれている理由は、阪神タイガースの監督だった金本知憲さんの影響です。
じつは金本知憲さんは新人の育て方が下手だと言われていたんです。
そして金本知憲さんだけではなく、球団の首脳陣にも同じことが言える状況だったんだとか。
藤浪晋太郎さんはかなり厳しいことになっていますが、高山俊さんは回復の兆しを見せています。
2019年から阪神の監督を務める矢野燿大さんが、両選手をうまく導いてくれるといいですね。
終わりに
以上、阪神タイガースの高山俊さんについて見てきました。
本来であれば復調した高山俊さんの姿が見られたかもしれませんが、新型コロナウイルス拡大のためプロ野球は止まってしまいました。
開幕がいつになるのか、皆目見当がつかない状況です。
最悪の場合、今季は中止となる可能性すらあるでしょう。
野球ファンが今できることは唯一つです。
それは不要不急の外出を控えること。
ウイルスの拡大を抑えなければ、野球どころではありません。
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