日本ハムの大谷翔平選手の今シーズンオフのメジャー移籍の可能性が注目されています。
プロ入団から今シーズンで5年が経過しようとしています。今や投手としても打者としてもその才能・実績には驚きます。その背景には高校時代にすでに行っていた目標設定・達成・管理シートの存在があることを知りました。
そしてメジャー移籍となった場合の移籍金と年棒予想が気になります。
また、メジャーでも二刀流は実現可能か無理なのか。今回はそのあたりを探ってみます。
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目標設定・達成・管理シート
大谷翔平選手はもう高校1年生の時に次のような目標設定を使用しています。指導された花巻東高校の佐々木洋監督の指導・管理ももちろん素晴らしいと思いますが、それをきちんと目標設定して、達成しされた大谷選手の凄さに驚きます。
あの活躍は持って生まれた才能だと羨ましく思っていましたが、単に才能があっただけでなく、人並み以上の努力によって開花されたものだと分かって、私のような才能の無い人にも、このような目標設定シートを使って努力すれば、道は開けるものだと分かって少し勇気をもらうことが出来ました。
彼が高校時代に作った「マンダラチャート(マンダラート)」と呼ばれる目標設定シートは仏教の曼陀羅の絵画から応用したものです。
曼荼羅とは仏教(密教)における世界観を視覚的にあらわした絵画のことで、古代インドが起源で日本でも多く製作されています。 この曼荼羅のように中央から放射状に広がるマスを用いた発想法がマンダラート(マンダラチャート)と言われるものです。
マンダラチャートのやり方は非常にシンプルで簡単です。 紙やパソコンで3×3、計9個のマスを作成し、考えるべきメインテーマ(目標)を中央に書き、それに関連した事柄(具体的な戦略、方法)を周辺に書いていきます。
ハスの花を広げるようにアイデア(更に具体的な戦術、方法、施策、行動)をどんどん展開していくことで、さまざまな視点からのアイデア(更に具体的な戦術、方法、施策、行動)が次々と生まれます。
大谷翔平選手のマンダラチャートは目標を高校卒業時に「ドラフト1位で8球団以上からオファーを受ける」、そのために8つの対策①体づくり②コントロール③キレ④メンタル⑤スピード160km/h⑥変化球⑦運⑧人間性をそれぞれ磨くこと。
更にそれを磨くためにそれぞれ8つの具体的な対策を立てて、実行したこと。
これらが今現在の大谷翔平を造り出したのである。
そして新たに例えばメジャーでの活躍という目標が出来れば、またこのマンダラチャートを使って計画を立てて実行するのではないでしょうか。
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メジャー移籍金と年棒予想
日本人選手がメジャーに移籍する方法は2つです。
- ①9年間そのチームに在籍してFA権を取得して移籍する方法。
- ②ポスティングシステムで移籍する方法。(ただし、通常7年間はそのチームに在籍すること。)
①の場合はあと4年間かかります。
②の場合でもあと2年はかかります。あのダルビッシュ選手や田中将大選手も7年間日本のチームに在籍してから、移籍しています。
しかし日本ハムは当初高校を卒業してすぐにメジャー入りを希望していた大谷翔平選手に、5年間の在籍でポスティングシステムを使ってメジャー入りを許可する条件で、入団させていますから、その条件の5年が2017年のシーズン終了後に発生します。
大谷選手はかねてからの夢であったメジャー入り。日本ハム側には移籍金が移籍先から入ってきます。両者にとっても今がウィンウインです。2017年終了後の2018年からはメジャー選手大谷翔平が誕生する可能性は高いと思います。
2012年以前まではポスティングシステムでの移籍金に上限はなく、高い金額を出せるメジャー球団に移籍するケースばかりでした。そうなるとお金を持っている球団が有利になってきました。松坂大輔選手の時は5111万ドル(約60億円)の移籍金でした。
2012年からは米大リーグ機構(MLB)と日本野球機構(NPB)との間ではポスティングシステムで日本からメジャーに移籍の場合、移籍金は2000万ドル(日本円で約22億円)で行われてきましたが、今年5月になって(MLB)側から(NPB)側に改正を申し出ています。
その内容は移籍金の上限は今のままの2000万ドル(約22億円)とするものの、(MLB)は大リーグ選手会との新労使協定で、外国人選手の年棒が制限される年齢を「23歳未満」から「25歳未満」に引き上げた。これを認めて欲しいという訳です。
これにより23歳の大谷翔平選手の年棒は、今米球界入りしても、25歳になるまで原則として最低年俸保障の54万5000ドル(約6100万円)に据え置かれることになります。
海外から優秀な選手ばかりが若くして集まると米国内の若手の選手のチャンスが減り、それを解消するための米国側の措置かもしれません。
もし、(NPB)側が拒否すれば、今後FAでのメジャー移籍しか道が無くなることになり、移籍金が日本の球団に入らなくもなり、選手も9年間日本でプレーした後にしかメジャーに行けないので、選手の夢もしぼんでしまうかもしれません。
そうなると近年サッカー人気に押されている日本の野球界も若い人が野球離れを起こす可能性もありますので、(NPB)側も拒否するのも難しいと思われます。
今年シーズンオフにメジャーに行く行かないは大谷翔平選手自身側の判断になりますが、どうやら大谷選手側はあまりお金にはこだわってはいないようです。
(NPB)側も大谷選手にこれを呑んで欲しい状況です。
しかし、もしあと2年日本でプレーした後にメジャー入りすれば、25歳になりますので、最低年棒保障の54万5000ドル(約6100万円)の据え置きははずれ、今の実力で評価されるとしたら、いくらくらいの金額になるでしょうか。
2013年オフにニューヨークヤンキースに移籍した田中将大選手は7年契約で約161億円(年棒は23億円)と言われています。大谷翔平選手だったら、180億円から240億円(年棒は26億円から34億円)と推定されます。
私が親なら、2年待てと言うかもしれません。(笑)
二刀流は無理?
今、日本では先発投手は中5日か6日でのローテーションで回っています。大谷投手の場合、投げる直前の日と投げた後の次の日を除いて、打者として出場しています。いわゆる二刀流です。
しかしメジャーになると日本に比べて試合数が多いため、中4日でローテーションを回しています。もし二刀流をするとしたら、かなり体に負担がかかり、怪我をするリスクも増えるので二刀流はなかなか難しいのではと思います。
ただ、本当に投手としても打者としてもメジャーでも超一流になれる可能性もあるので、ファンも野球関係者の首脳陣も両方見てみたいと思いますよね。
例えば大谷選手だけ特別に中6日位空けてローテーションを回してくれれば、1週間で2試合くらいは打者として出場可能ではないかと期待したいところです。
まあ、これは移籍したメジャー球団と大谷翔平選手がじっくり話あって決めるものですけど・・・。
参考記事 ↓
大谷翔平の怪我の原因が三角骨にあるって知っていますか?気になる最新の海外の反応はこれだ!
昨年のパリーグのリーグ戦、日本シリーズで二刀流で大活躍した日本ハムファイターズの大谷翔平選手が今シーズンは苦労している。WBCでは右足首の怪我で出場辞退をし、今シーズンは打者で開幕から絶好調であったが ...
まとめ
- 大谷翔平選手は高校1年生の時にマンダラチャートを使って、しっかり目標設定をして、それを達成・管理してきました。才能を本物に努力で実行しました。
- 大谷選手のメジャー移籍はポスティングシステムを使用して今シーズンオフに実行されるのではないでしょうか。23歳の大谷選手は新システムでは年棒は低く抑えられてしまいますが、あまり年棒にはこだわりはないようです。それよりは早く行きたいという気持ちの方が強いみたいです。
- 移籍金は22億円で日本ハム球団に入ります。大谷選手は今シーズンオフの移籍の場合の年棒は約6100万円ですが、あと2年待って25歳の移籍となれば年棒は26億円から34億円位に跳ね上がります。
- 二刀流はメジャーの中4日のローテーションでは体への負担が大きく、難しいと思いますが、両方見たいと誰しもが思うから、特別に中6位のローテーションで回してくれないか期待したいものです。
とにかく万全の身体の状態でメジャー移籍をして、頑張って欲しいものです。
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