女子に続いて男子のグラチャンバレーが本日から始まります。米国・フランス・イタリア・イラン・ブラジル・日本の6チーム総当たり戦となります。
監督は現役時代に日本のエースとして活躍した中垣内祐一監督です。
日本チームがどんな活躍・成績を収めるのか楽しみです。
特に日本チームの中でやはりエースの石川祐希選手がどんな活躍をするのか注目です。
今回はその石川祐希選手が高校時代や中央大学バレー部でどんな実績を残しているのか。
そしてイタリアに留学してどうだったのか。スパイクフォームが変わったのか。
気になりましたのでその辺を探ってみます。
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Contents
石川祐希の高校時代・中央大学バレー部での実績
高校時代
石川祐希選手は1995年12月に愛知県岡崎市で生まれています。姉がバレーボールをしていたこともあって、小学校4年生から始めています。
そして高校はバレーボールでは名門の愛知県豊明市にある星城高校に入学し、2012年(高2)・2013年(高3)と二年連続で高校三冠を手にしています。
高校三冠とはインターハイ・国体・春の高校バレーのことでどれも全国大会です。
一回でも三冠を達成するのは難しいと言われていますが、二年連続は更に難しく、史上初めてのことです。
そのチームのエースとして活躍しましたが、一人のスーパースターの力だけでは到底難しく、他のメンバーも逸材が集まったチームでした。強いチームには逸材が集まるものなのですね。
中央大学バレーボール部
高校で三冠を二度も達成した石川祐希選手は大学ナンバーワンの中央大学に入学します。
当然大学ナンバーワンのチームですから、普通の選手ならすぐにレギュラーにはなれないものですが、石川祐希選手は入学してすぐに春季リーグからスタメン出場します。
そして全勝優勝に大きく貢献します。更に新人賞・会長特別賞・サーブ賞を受賞します。そしてこの活躍で全日本男子のメンバーに選出されます。
そして大学1年生から3年生までの3年間で大学日本一を決めるインカレで三連覇しています。
4年生になりチームの主将を務めます。史上初のインカレ四連覇に挑戦します。
残念ながら、4連覇は逃しました。
しかし、高校、大学と輝かしい成績を残したんですね。凄すぎます。
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イタリア留学でスパイクフォームは変わったのか
スパイクフォーム
石川選手のどこがすごいかってことを説明します。
石川選手の身長は191cmです。世界のエーススパイカーには身長200cmくらいの選手が多くいます。
そんな中でエーススパイカーとしてやっていけるのは、最高到達点が350cmもあるからです。
男子バレーのネットの高さは243cm(普通の住宅の天井くらい)ですから、そのネットの上1メートル以上高いところとなります。
手が長い選手が有利になります。石川選手は手は普通の長さですから、ジャンプ力が凄くあると思われます。
スパイクフォームは足をエビぞりのようにして柔らかく美しいですよね。
そしてエビぞりのように反りかえった反動を生かして強力なパワーのスパイクが打てるのですね。
また、体が柔らかく特に肩や肘の柔らかさと強靭な体幹で、空中で体を捻って打つ方向を瞬時に変えたりできるので、相手のブロックを交わすことが出来るのです。
それからテークバックに入れる時間が他の選手より早く、打つコースをす早く判断できます。
ブロックや相手守備のいないところに打てるのです。
また守備の選手も、石川選手が途中で打つコースを変えて予想外のところに打ってくるので、なかなか拾うことが出来ません。
相手チームにとっては厄介な選手なのです。
イタリア留学
もう日本では敵なしの状態なので更なるレベルアップを求めて2016年12月、イタリア留学に向かいました。
今回で2度目、2年ぶりのイタリア1部リーグへの挑戦でした。
今回はラティーナというチームで下位からの浮上を狙っていましたが、結果は試合に敗れて最下位に転落してしまいました。
その試合ずっとベンチを温めて試合には出場しませんでした。何故なら怪我をしていて、2週間ほど動けていないからのようでした。
2年前に3か月留学・所属したチーム・モデナでは先発出場したのは2試合に終わり、その経験から試合に出られる下位で低迷するラティーナを選んだのですが、怪我ではどうしようもありません。
また、世界選手権の石川選手の活躍を見た、今回のイタリア留学のラブコールを石川選手に送った監督はラティーナの成績不振の責任を取らされて留学前に解任されてしまっていました。
従って新監督にはアピールが必要になりましたが、怪我でそれが出来ません。更に焦りが強くなっていきました。
このように石川選手にとってはイタリア留学は試練になったのかもしれません。
まあ、高校時代からずっと華々しいことばかりでしたので、世界に羽ばたくにはこういうことも経験したほうが良かったのかもしれません。
そしてスパイクフォームですが、怪我もあり大きくは変わっていません。
ただ世界の厳しさを知ることが出来たと思います。
その後、イタリア1部のシエナ、パドヴァでプレーしました。
今行われている、バレーワールドカップ2019男子では石川祐希選手は明らかに、ジャンプ力は以前よりも増して空中で高くなって、耐久時間も長くなっているように思えます。
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また、身体もひと回り大きくなったように感じます。
明らかに進化していますよね。
参考記事 ↓
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まとめ
- 石川祐希選手の高校時代は愛知県の星城高校で高校三冠を2年連続で達成しています。
- 大学は強豪中央大学で3年連続でインカレ三連覇しています。
- スパイクフォームはジャンプ力と柔らかい肩・肘、強靭な体幹を生かしてコースを打ち分けることが出来ます。またテークバックへの時間が短いのも特徴で、このことで早く相手を見ることが出来て打つコースを決められます。
- イタリア留学には2度行きました。1度目は出場機会が2試合と少なかったため、2度目は下位チームを選びましたが、怪我で出場が出来ず、また監督も変わったことで出場機会に恵まれませんでした。イタリア留学は試練だったかもしれません。
- 再びイタリアに渡って明らかに進化したと思います。
今後の日本チームを間違いなく引っ張っていく選手です。
2020年の東京オリンピックが一番脂の載った年齢になります。今後のますますの活躍が期待されます。
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