日本の体操界のエース「内村航平(28歳)」がプロ転向後、初戦となる全日本選手権で前人未到の10連覇を達成しました。正直10連覇は難しいと7日の予選終了後には4位発進であったのでそう思われましたが、さすが実力者、最後は僅差ながらも優勝しました。
これまでの競技会で一番調子が上がらず、どん底状態だったようです。若手が内村を追い上げてきたのか、内村の実力が落ちてきたのかはっきりとは分かりませんが、2020年の東京オリンピックまでもう少し、いい意味で国内でも競ってもらうのが日本のためです。
18歳から28歳までの10年間、国内でも世界でも敵なしの内村選手、何故こんなにも強いのかいろいろ要因は考えられますが、基本となる体はどうなっているのか?特に筋肉について調べてみました。
スポンサーリンク
Contents
内村航平の筋肉の鍛え方がすごい
あれだけの肉体美、特に内村選手はフェイスが甘いマスクだけあって、見ているだけでも芸術美を感じます。ボディービルダーの人にも決して引けを感じません。
おそらく、いろいろなマシーンを使ったり特別に筋肉を鍛えるウェートトレーニングなどを行っているのだろうなと思っていました。しかし、内村選手は実際は特別に筋肉を鍛えることは何もしていないようです。
体操競技だけをひたすら練習してその結果身に付いた筋肉のようです。そうしないと余計な筋肉が身についてしまい、かえってそれが競技の邪魔になってしまうからです。
あん馬や吊り輪や鉄棒などを見ても一目瞭然で自分の身体を自分の力で支えて演技します。体重が増えればそれだけ負担が増えます。
体操選手の中にはウェートトレーニングをする選手は多勢います。
内村選手の場合、体操に不要な筋肉が全くないと言っても過言ではないのです。やはり他の選手と違うところがあるのです。
体操は筋肉美を争うボディービルダーと違って、技の完成度や難易度を争う競技です。難易度の高い技をいとも簡単にやってしまう内村選手は「体操に必要な身体」を追い求めた結果があの筋肉、身体なのです。
そして意外なことに内村選手の握力はそれほど強くありません。数値で言うと「35㎏」くらいです。日本人の男性の平均値は「47kg位」ですから少し驚きます。
握力は競技にはさほど影響はなさそうです。競技の動きの中で体を支えていくだけの握力があれば十分なようです。
さてこれだけの筋肉を持ち合わせている内村選手、実は腰に爆弾を抱えているようです。ぎっくり腰のようです。ではそのぎっくり腰について調べてみましょう。
スポンサーリンク
ぎっくり腰が癖になってしまっているのはいつからでしょうか
2016年8月11日、リオ五輪で体操男子個人総合の決勝の最後の演技・鉄棒の演技中に「ぎっくり腰」になってしまったようです。よく最後まで演技できたなあ、それでも見事に金メダルを獲得したのには驚きました。
これだけでなく、3日後の個人種目別の床競技に出場したのだから、さらに驚きました。白井健三選手と表彰台に一緒に上がりたいというのが、出場した理由です。心も熱い選手ですね、内村選手というのは・・・。
さて、何故演技中に突然、ぎっくり腰になってしまったのか?原因はリオ五輪前から抱えていた両足首の怪我が考えられます。知らず知らずのうちに両足首をかばっていて、疲労がたまり腰にきたのではないかと考えられます。
その後の競技中に「ぎっくり腰」になったことはありませんのでまだ癖になってしまったとはいいがたですが、「ぎっくり腰は」一度やってしまうといつまた発症するか分かりません。内村選手が他のどこかを怪我してしまうとまた発症するのではと心配です。
そういう意味では一度やってしまうと癖になりやすい怪我です。
競技中でなくても何でもない普段の生活の中でも起きてしまうこともあります。私の友人でお風呂に入っている時に「ぎっくり腰になって溺れそうになった」という人もいます。
その人は脚を痛めていて、知らず知らずに腰に負担がかかっていたようです。
さすがの内村選手も「ぎっくり腰」には勝てなかったようです。気を付けて下さいね。
まとめ
- 内村選手は体操の練習のみで体操に必要な筋肉だけを身に着けています。他の選手のようにウェートトレーニングをして余分な筋肉はありません。体操に必要な身体のみを追求してきました。それが全日本選手権10連覇の偉業に繋がっています。
- 「ぎっくり腰」に初めてなったのは2016年8月のリオ五輪の個人総合最終種目の鉄棒の演技中です。それでも金メダルを獲得し、3日後の床競技にも出ています。強靭な精神力の持ち主です。
2020年の東京五輪も目指す内村選手、あと3年間今の力を維持するのでさえ大変だと思いますが、やはり内村選手抜きでは考えられません。怪我に注意してますます頑張ってほしいものです。「ぎっくり腰」が癖にならないよう祈っています。
スポンサーリンク