「伊藤園レディス」の二日目でまさかの予選落ちとなってしまった渋野日向子さん。
賞金女王争いは非常に厳しいものとなってしまいました。
それでも2019年「AIG全英女子オープン」で、日本人女子選手として42年ぶりの海外メジャー優勝という輝きに曇りはありません。
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そこで今回は渋野日向子さんの学生時代にスポットを当ててまとめたいと思います。
小学・中学・高校ではどんなスポーツをしていたのか。
学校の成績はどうだったのか。
恩師の教えは何だったのか。
これらについて見て行きます。
プロテストについても調べたので、どうぞ最後までお読みください。
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Contents
小学時代
渋野日向子さんは陸上競技の投擲選手だった両親(父:砲丸投・円盤投、母:やり投)の下で、三人姉妹の二女として生まれました。
小学校は岡山県の岡山市立平島小学校に入学・卒業しています。
そしてゴルフと出会ったのが小学2年生の夏休みでした。
また同時に他のスポーツにも出会います。
スポーツは何してた?
渋野日向子さんは小学2年の時にゴルフとソフトボールを始めます。
ソフトボールは地元のスポーツ少年団に入団して始めたものですが、投手を務めるなど活躍しています。
当初、バッティングは右打ちでしたが、母のアドバイスにより左打ちに変えています。
一方、ゴルフの方は2010年に「岡山県ジュニアゴルフ選手権競技」(小学生・女子の部・高学年)で3位に入るなどの成績を残しています。
また小学6年生の時には「ソフトボール投げ」で58mを記録して県大会で2位となっています。
成績優秀?
小学校時代の成績については、それらしい記録が見当たらないのでなんとも言えません。
ただ悪かったことはないと思います。
後述しますが高校の成績は優秀だったからです。
ちなみに子供の頃から習字を習っていたので書道は初等師範の腕前です。
恩師の教えは
小学校6年生の時、担任だった徳永加世子教諭は次のように諭した事があるそうです。
「感情が表情に出すぎてしまう。ある日、ソフトボールの試合で、結果がよくなかったことをあまりに引きずっていた。だれが見てもイヤな感情と分かる。『その態度よくないよ』と注意したことがありました」
そして徳永加世子教諭は渋野日向子さんについてこのような印象を持っていました。
「私の知っている限り、決してメンタルは強くなかった。例えば陸上の記録大会、予選などでは伸び伸び走っても、決勝では明らかな緊張がみてとれた。人がどう思うか周りを気にするタイプでもあった」
そんな彼女だったので「スマイルシンデレラ」になったことは徳永加世子教諭には驚きだったようです。
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中学時代
渋野日向子さんは2011年に岡山市立上道中学校に進学します。
そして学校では唯一の女子選手としてある部活に参加します。
同時にゴルフの活動も本格的になり、かなり忙しい中学生活を送ることになります。
そして二足のわらじを履くことに見切りをつけ、ゴルフ一本に絞ることになります。
スポーツは何してた?
渋野日向子さんが学校で唯一の女子選手となったのは軟式野球部です。
ところがゴルフの活動も本格化します。
2011年に「岡山県ジュニアゴルフ選手権競技」(中学生・女子の部)で優勝すると、中学2年生からゴルフ一本に絞るため軟式野球部を退部しています。
「岡山県ジュニアゴルフ選手権競技」(中学生・女子の部)では、中学2年生と3年生の時にも優勝しているので三連覇を果たしたことになります。
成績優秀?
渋野日向子さんの中学時代の成績については明らかになってはいません。
ただ中学2年生からはスポーツはゴルフ一本に絞っているので、中学1年生の時よりは余裕があったはずです。
高校はスポーツの強い有名校ですが、それなりの成績がないと進めなかったでしょう。
ですから悪いということはないでしょう。
恩師の教えは
2011年に「岡山県ジュニアゴルフ選手権競技」(中学生・女子の部)で、優勝したのを見た軟式野球部の顧問の先生は、野球をやめてゴルフに専念するよう助言しています。
渋野日向子さんも「ずっと続けていくのはゴルフ」と決めていたので、先生の助言に素直に従いました。
仮に軟式野球部を続けていたら、中学2年生と3年生の時の優勝はなかったかも知れません。
高校時代
渋野日向子さんは高校はスポーツの強豪校である岡山県作陽高等学校に進学します。
この高校は特にサッカー部が強く、全国大会の常連校となっています。
また同校は以下の6つのコースを設置しています。
スーパー特進:偏差値57
特別進学:偏差値52
進 学:偏差値46
ミュージック:偏差値43
総合教養:偏差値39
スポーツ:偏差値38
渋野日向子さんが進学したのは「スポーツ」コースです。
渋野日向子さんは元々学業成績で推薦を得ていたので、偏差値は「スポーツ」コースよりも上だと思われます。
スポーツは何してた?
もちろんゴルフです。高校のゴルフ部に入部して同年の「中国女子アマチュア選手権」で優勝を果たしています。
ゴルフ部としては2年生の時に2015年「全国高等学校ゴルフ選手権大会」女子団体戦に出場して、大里桃子さんがいた熊本国府高等学校を抑えて優勝を果たしています。
なおゴルフ部では部長を務め、部員をまとめる存在でした。
成績優秀?
高校時代はアマチュアとしての活動と、ゴルフ部での活動が重なり忙しかったのですが、成績は常にクラスの3位以内に入っていました。
高校の時の担任教師だった落士(おとし)和久さんは次のように語っています。
「成績はクラスで常に3番以内だった」
「大会とか練習で忙しかったはずなのに、授業中の居眠りなんて見たことない。生活指導もした記憶がない。あれだけきちんとしている子も珍しい」
文武両道とはまさにこのことでしょう。
恩師の教えは
渋野日向子さんは高校時代は地方では成績を残していましたが、全国ではなかなか成績を残すことが出来ずプロへの自信がなかったそうです。
そこで高校3年生の時にゴルフ部の監督に進路を相談しています。
ゴルフ部の監督は「お前がテストを受けないで誰が受けるんだ」と激励し、プロテストを受ける決心が付いたそうです。
恩師の指導がなければ今の渋野日向子さんはなかったかも知れません。
プロテストは一発合格?
渋野日向子さんは高校3年生の時に初めてプロテストを受けます。
順調に一次、二次予選をクリアしますが最終テストで残念ながら落ちてしまいます。
そのため半年間ツアーを回り2018年7月末にあらためてプロテストを受けます。
そして結果は見事に合格しました。
渋野日向子さんの今の活躍を見ていると、プロテストに一度落ちているのが信じられませんね。
終わりに
以上、渋野日向子さんの学生時代を見てきました。
順風満帆にゴルフの道を進んできたと思いきや、プロテスト不合格という挫折も味わっていたんですね。意外でした。
ただ、それが今の渋野日向子さんを作ったのかも知れません。
賞金女王争いは厳しいものになりましたが、渋野日向子さんはこれからも活躍を見せてくれるでしょう。
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