寒い2月が終わり暖かい日が増えてきて春だなあと思っていたらやってくるのが黄砂です。車はあっという間にドロドロになるし、黒い車だと特にドロドロが凄いです。
なんと言っても「砂」なんですからね。
黄砂が降り注いだ時の洗車ってどうすればいいのでしょうか。下手にこすって細かなキズがつくと「オーマイガー!」だし。
黄砂ってそもそも何なのかを簡単に見て、コーティングについてや2019年のピークや時期はいつまでなのかも見てみたいと思います。
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黄砂ってそもそも何?
黄砂というのは字の通り「砂」です。なぜ「黄色」なのかというと、鉄分が主な成分なので黄色なのです。実際、ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠の砂はかなり黄土色に近いそうです。
アジアにあるゴビ、タクラマカン両砂漠はものすごく広大で2つ合わせた面積182万km2です。日本の面積は38万km2なので何と4.8倍!!!
そんな広大な砂漠から毎年膨大な量の黄砂が偏西風に乗って日本にまで飛んでくるのです!
これが黄砂です。

引用元:http://www.unitedstars.com/archives/786
次の画像は黄砂が飛来する前と後です。こんなになるなんて驚きです。

引用元:https://matome.naver.jp/odai/2136295726528892501
黄砂の成分は石英や長石、雲母などの鉱物が混ざった鉱物粒子なので結構やばいです。しかもその大きさはスギ花粉の30μmよりも小さい4μm(ミクロン)ほどの大きさ→0.004ミリです!1ミリの1000分の4の大きさって、思わず指で1ミリを作ってみましたが分かりません。粉ですね。
こんな小さな鉱物が車を覆って細かなキズがついてしまうと大変どころの騒ぎではありません。次は大事な愛車を傷つけずに洗車する方法についてです。
黄砂時の洗車の仕方

引用元:http://www.wikiwand.com/ja/%E9%BB%84%E7%A0%82
白い車でもガラス面は大変なことになりますね。
洗車その1:たっぷりの水で黄砂を洗い流す
まず、たっぷりの水で黄砂を洗い落とします。黄砂はものすごく小さな鉱物ですからここで鉱物を洗い流すことが何より重要になります。

引用元:http://finestyle.info/?p=1349
ここで注意することは水で洗い流す前にスポンジでゴシゴシこすってはいけないということです。鉱物が車表面に傷をつけてしまいます。
黄砂が少ないうちにモップなどでふき取るという事もありますが、それはあくまでもふわふわの黄砂用モップです。モップの代わりにスポンジで代用、などとやってしまうとえらい目にあいます。
たっぷりの水をかけながら洗車用の柔らかいスポンジでゆるゆると拭くというのはOKです。
ポイント1 たっぷりの水で黄砂を洗い落とす
ポイント2 水をかける前にスポンジでこすってはダメ(水をかけながら洗車用スポンジでゆるゆる洗うのはOK)
洗車その2:シャンプー
カーシャンプーをたっぷり泡立てて柔らかいスポンジで洗います。
水もたっぷりでした。シャンプーもたっぷりの泡です。

引用元:https://ameblo.jp/sensya-coating/entry-12023707154...
スポンジを見て下さい。スポンジが泡でもこもこしています。これくらいのたっぷりな泡で優しく洗います。
洗車その3:マイクロファイバークロスで拭く

引用元:https://store.ponparemall.com/hirameki/goods/10000...
水分をとるための布はマイクロファイバークロスを使ってください。タオルだと目が粗く、古いものになるとごわごわですよね。洗車にあたってはとにかく傷をつけないように柔らかいものを使うことです。
マイクロファイバークロスは業者でも使っているものです。
とにかく水と泡はたっぷりと!
スポンジやマイクロファイバークロスは洗車用のふわふわな柔らかいものをゆるゆると!
洗車その4:コーティングしよう
しっかり車の表面をコーティングしてあげることで、黄砂がつきにくくなります。
コーティングしておくと黄砂が少量のときなどはたっぷりの水で黄砂を流し落としてマイクロファイバークロスで拭き上げるだけでOKになります。
ここでコーティングについて少し見てみます。
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効果のあるコーティングは
昔のコーティングはワックスが主流でした。
ワックスは、ボディーの表面に油の膜を作り、ツヤや光沢を出します。価格も安く600円ほどから購入できます。
しかし雨や洗車によって簡単に流れ落ちてしまい、効果の持続期間も多くは望めません。そのため、頻繁にワックスがけをしなくてはなりません。
そこで現在のコーティングはの主流は次の二つになっています。
ポリマーコーティング
ガラスコーティング
ポリマーコーティング
ポリマーコーティングは、シリコン、フッ素を含んだポリマー(重合体(Polymer)を車体表面に塗布することを指します。
ポリマーコーティングは、被膜が強く、耐熱性・耐久性に優れたコーティングで持続期間は約1か月から3か月です。また撥水作用による汚れ防止効果によって、綺麗な愛車を保つことができるのがポリマーコーティングと言えます。
ガラスコーティング
ガラスコーティングとは、ガラス皮膜によってボディーの表面を覆うコーティング剤です。非常に強固にボディーと密着するため、効果の持続期間も長くなり、正しく施工することで、少なくとも1年間は持続します。
汚れが付着しにくくなったり、水洗いだけでも簡単に汚れが落ちるようになる効果まであるので、洗車が非常に簡単になり、いつまでも綺麗なままでいることができるようになります。
わが家の場合 ハイモースコーティング
ガラスコーティングは値段が高いのが難点ですが、その持続効果は3年とも5年ともいわれるハイモースコーティングを施工してもらいました。(値段はディーラーでしてもらったので両手ではまったく足りない金額でした😭)
最近少しずつ黄砂が飛んできているようですが、まだまだその量も少ないこともあり、洗車は水洗いで十分です。
納車の時にコーティングしてもらったのですが、2日ほどかかりました。ハイモースコーティングをしたという証明として施工証明書をもらいました。車体にはシールを貼っています。
黄砂のピークやいつまで続くのか?
時期とピークは
最初に書いたゴビ砂漠、タクラマカン砂漠で砂嵐がよく起き、偏西風が日本に強く吹いている2月から5月が、黄砂の時期になります。
2月から5月のうちピークは4月。続いて3月、5月となっていますね。
引用元:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/hakusho/2017...
毎日黄砂が降ると思っていたのですが、意外にも年間20日くらいです。この表は平成28年のものですがその年は4月の9日間と5月の2日間の計11日だけです。
平成29年は驚くことに3日だけなんですよ!2001年、2002年、、2006年は黄砂が降り注いだ日が40日を超えていたので少なくなっていることは大変うれしいです。
黄砂の影響はアレルギーなど体への負担も大きいので今年も少ないことを願いますね。
気象庁の黄砂予想情報はこちらからどうぞ↓
まとめ
- アジアのゴビ、タクラマカン両砂漠から毎年膨大な量の砂が偏西風に乗って日本にまで飛んでくるのが黄砂
- 洗車の仕方は➀たっぷりな水で黄砂を洗い落とす。
- ➁洗車用シャンプーを洗車用スポンジにたっぷり泡立てて優しく洗う。
- ③マイクロファイバークロスで拭く
- ⓸コーテイングをした方がよい。
- 現在のコーテイングはポリマーコーティングとガラスコーティングがある。
- ガラスコーティングは高価だが持続性は3年から5年と言われる。
- 黄砂は2月から5月まで続き、ピークは4月。
- 年間20日ほどである。
黄砂の飛来する日数が最近は少なくなってきていて去年は3日とは驚きましたね。黄砂の成分は鉱物でしかも0.004ミリという大きさですから体内に入るとアレルギーを引き起こします。
1970代に日本でも光化学スモッグが大問題になりました。いろんな方面の努力により発生量はかなり減りました(完全になくなったわけではなく、今でも夏になれば光化学スモッグ注意報が発令されるところがあります)。
中国も黄砂に対する政策を強力に推し進めてほしいものです。
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